バンドブレーキは、キーキーうるさい、水が入るとききが悪くなる、
など、あまりいいとこはありません。
対して、サーボブレーキは、キーキー鳴きにくい、天候に左右されず制動力が安定している、
など、バンドブレーキと比較するとだいぶ優秀です。
もし、バンドブレーキのキーキー音に悩まされているのでしたら、
サーボブレーキへの換装をお勧めします。
ハブのドラムが付く部分は共通ですので、
バンドブレーキとサーボブレーキは互換性があります。
ただし、ローラーブレーキとは互換性がありません。
もちろん、ハブごと交換すれば、装着は可能ですが・・・

バンドブレーキです。

裏側です。

ブレーキドラムはこのように収まっています。

この状態からアームを引くと

バンドが締まるのがおわかりでしょうか。
とっても単純な構造です。

サーボブレーキです。
少々汚い個体なのはご容赦ください。

裏側です。

ブレーキドラムはこのように収まっています。

この状態からアームを引くと

カムが回転し、シューが押し広げられるのがおわかりでしょうか。
左上のシューどうしが回転するようにつながっている部分は、ある程度動くので、
両方のシューが内側からドラムに密着して制動します。
もし、ブレーキレバーを握っていない状態で、ブレーキが引きずっている場合は、
緑色の丸い部分の右下にある調節ネジで調整できます。

ドラム抜きです。ブレーキドラムはこのような工具で外します。

このようにドラムに掛けて回転させます。
この部分は正ネジですので、反時計回りに回転させれば外れます。
たいがいガッチガチに締まってますので、リムにタイヤを装着した状態で、
車輪を左手で上から押さえつけ、両膝で挟み込み、右手でふんっ!て感じです。
写真のようにタイヤが付いていないリムだけの状態では、滑って力が入りません。
ブレーキがちょっとでもおかしいな~、と感じたら、すぐに自転車屋さんに行って下さいね~。
安全第一です。