ホイールの振れ取りをお願いしたいのですが・・・
というお電話。はいはい、どのようなホイールですか?
XR-200リムで手組みのホイールです。
どうぞどうぞ持ってきてくださいな。
ということでお預かりしました。
知人に組んでもらった、ということなのですが、
フレームにセットして回転させたら、振れているのがわかったらしいです。
使っていたら振れてきた、というわけではないのですね・・・
う~む。
XR-200にCX-RAYの組み合わせです。
ハブはどこのかわかりません。
スポークは内→外通しの20Hラジアル組みです。
重さを量ってみたら、なんと553g。軽いですね!
おや?リムのニップルホールの振りと逆に組んでありますね。
正しくはバルブ穴のすぐ左の穴は画面上側、
すぐ右の穴は画面下側に振られています。
XR-200のニップルホールの左右の振りはごく僅かなので、
逆にスポークを張っても特に悪影響は無いでしょうが、
なんか気になります。
リアは24H2:1組みです。スポークはCX-RAY。
このハブは2:1組み専用のハブですね。
フリー側16H、反フリー側8Hです。
反フリー側は内→外通しのラジアル組みです。
重さはなんと696g!前後合計で1249g!うひょ~
前後とも縦振れとセンターのずれが酷かったのですが、
きっちり修正しておきました。
で、このホイールにはこのようなものがセットされていました。
ベロプラグです。リムテープの代わりに装着するものです。
穴の数だけ必要です。
前後あわせて44個でこの重さです。
高圧でぽっこりへこむ柔らかめのリムテープは1本20gです。
シマノの青いやつで1本15gぐらいです。
リムテープの代わりにベロプラグを使うと、かなり軽量化が可能です。
とくにホイール外周部のことなので、効果は大きいのではないでしょうか。
ただ、こいつ装着するのめんどくさいですね~。
1個ずつプチプチプチプチはめなあかん。
あと、タイヤをリムにはめるとき、ポロポロ取れたりしないのでしょうか。
出先でパンクして、チューブを引きずり出すときに、
チューブと一緒にこいつもポロポロっと取れたりして。
イラッ、ムキーッてなりそうです。