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左右のスポークテンション差 その2

リアホイールを組むときに、リムやハブの寸法がどのように

左右のスポークテンション差に影響しているのでしょうか。

なるべくスポークテンションの差を縮められるような部材を

使用したいものです。

 

まず、リムのERDを変えてみましょう。

f:id:cs-hatano:20140604173113j:plainリム高を高くしてもあんまり変わりませんねぇ。

スポークテンションの差を埋める、ということだけで言えば、

ディープリムにすることは効果なしです。

あとERD400mmのホイールなんてないですね。やりすぎました。

 

次に、ハブのPCDを変えてみましょう。

f:id:cs-hatano:20140604173132j:plainこれまたほぼ変化なしですね。

ラージフランジはスポークテンションの差を埋められません。

 

では、ハブのフランジ-センター間の距離を変えてみましょう。

右側はどんなハブでもほぼ同じなので、左側だけ変えてみることにします。

f:id:cs-hatano:20140604173145j:plain

うぉ~っ!大きく変わりましたね。あたりまえです。

うぉ~言うてる場合じゃないです。

左右のスポークテンションは左右のフランジ-センター間の距離に

ほぼ比例するので、左のフランジ-センター間の距離が小さいほど

左右のスポークテンション差が小さくなるのは当然です。

じゃあ、なるべくフランジ幅の狭い、極端に言えばフランジ幅が

左右均等に近いハブを使えば誰もが幸せになれるのでしょうか?

ところがそうでもないのです。

なぜかというと、フランジ幅が狭いと横剛性が著しく低くなるからです

(詳しくは後日…)。

フランジ幅が狭いハブは、真っ直ぐな平地を坦々と漕いでいくような

競技(例えばTTやらトライアスロンやら)なら横剛性はいらんと

割り切った上で、他のファクターを活かす方向で使えばいいのですが、

オールマイティーな使い方には向かないと思います。

スポークの組み方を左右で変えてみたらどうなるでしょうか。

f:id:cs-hatano:20140604173202j:plainお~っ結構変化しますね。

これは、組み方によってスポーク長が違うからです。

以前、Fl=Fr×Hr/Hl×Ll/Lr

(F:スポークテンション H:フランジ-センター間 L:スポーク長)

で反フリー側のスポークテンションが求められると書きましたが、

Ll/Lrに注目してください。

反フリー側のスポーク長が長くなるほど、

またはフリー側のスポーク長が短くなるほど、

反フリー側のテンションが高くなる、ということです。

ラジアル組み→8本組みと組み方を変えるとスポーク長が長くなるので

テンションが上がるんですね。

ただ、フリー側ラジアル組みはちょっとどうかと…

2本組みも現実的ではないので、フリー側4本組み反フリー側6本組みか、

フリー側4本組み反フリー側8本組みが現実的なところでしょうか。

 

いずれにしても、フリー側と反フリー側のスポーク数が同じなら、

スポークテンションの差を縮めようとしても限界がありますね~。

スポーク数が同じなら… 同じなら…

ということは、スポーク数が同じではなければ…ごにょごにょごにょ…

 

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